大坂なおみが準決勝棄権を表明 黒人男性銃撃事件に抗議

公開日: 更新日:

 テニスのウエスタン&サザン(W&S)・オープン(米ニューヨーク)は26日(日本時間27日)、女子シングルス準々決勝を行い、第4シードで世界ランキング10位の大坂なおみ(22)が同20位のアネット・コンタベイト(24=エストニア)をセットカウント2―1で下し、4強入りを決めた。

 第1セットの大坂は、好調だったサーブの精度を欠いて自滅。第5ゲームでブレークを許して逃げ切られた。第2セットもいきなりブレークされて0―2とリードを許したが、第3ゲームからは猛攻を見せる。

 第4ゲームでブレークバックに成功すると、6ゲーム連取して奪い返した。流れに乗った最終セットも立て続けに3ゲーム連取。第2セット途中から9ゲーム連続で奪う怒涛の勢いを見せた。その後は相手に粘られながらも、第12ゲームで再び、ブレークして振り切った。

■準決勝をボイコット

 全米オープン(31日開幕=ニューヨーク)の前哨戦に位置付けられる今大会を順調に勝ち上がってきた大坂。試合後には、マネージメント会社が、27日に同22位のエリス・メルテンス(24=ベルギー)と対戦予定の準決勝を棄権すると明らかにした。23日にウィスコンシン州ケノーシャで起きた警官による黒人男性銃撃事件に抗議するためだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず