池江璃花子は闘病で筋肉失うも…ブランクがプラスになる訳

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 白血病からの復活を目指す池江璃花子(20)が2日、報道陣にプールでの練習を初公開した。4年後のパリ五輪を目標にするというその姿はしかし、かつてのような筋肉は失われ、脂肪の丸みをほんのり帯びた“普通の女子大生”のように見えた。

 これまで鍛え上げた肉体をまたイチから再構築するのは想像を絶する努力が必要だろうが、スポーツ選手の身体に詳しいフィジカルトレーナーの平山昌弘氏は「復活を遂げる可能性は大いにあると思います」と、こう続けた。

「もともと池江選手は欧米選手のように筋肉隆々ではありません。パワフルに押し進むのではなく、体をバランスよく使って効率的に泳ぐタイプ。マラソンでたとえると、大幅にグイグイ進むストライド走法ではなく、小股でリズムよく足の回転数を高めるピッチ走法に近い、と言えば分かりやすいでしょうか。もちろん一定量の筋肉は必要ですが、泳ぎ方の特性と彼女の素質を考えると、4年後には間に合わせられるはずです」

 また平山氏は、闘病生活によって体の筋肉がほとんどリセットされたことがプラスにも働くと言う。

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