大坂なおみ要警戒…決勝の相手アザレンカの執念と母国愛

公開日: 更新日:

 女子テニスの世界ランキング9位の大坂なおみ(22)が12日(日本時間13日)、2年ぶり2度目の全米オープン優勝をかけて同27位のビクトリア・アザレンカ(31=ベラルーシ)と対戦する。

 このアザレンカとは過去3戦して2勝1敗。直近の対戦では2019年5月の全仏オープン2回戦で逆転勝ちしている。決して相性は悪くないものの、今回は苦戦を強いられかねない。

 アザレンカは10日(同11日)の準決勝で元世界女王セリーナ・ウィリアムズに逆転勝ちしたようにコート内外で執念深さを発揮しているからだ。

 プライベートでは、離婚した前夫と、息子の親権を巡り、一時はテニスを離れて裁判の準備に奔走。長期間にわたって法廷で争い、親権を勝ち取った。愛息を連れてツアーを転戦しており、スタンドでの仲むつまじい母子の姿が頻繁に目撃されていることから、母国では「ベラルーシのお母さん」の愛称で知られる。

 現在は米国に居を構え、グリーンカード(永住権)を取得してからも常々、「自分の母国はベラルーシ」と公言。生まれ育った首都ミンスクには現在も家族が住んでることもあり、常にベラルーシの動向には気を配っているという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ