著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

堂安律 馴れ合い嫌う「メッシの再来」が口にした強い野心

公開日: 更新日:

堂安律(ビーレフェルト MF・22歳)

「少し遠回りに見える道でも、僕にとっては一番の近道。強くなるために、うまくなるために選んだ決断でした」。9日のカメルーン戦を前に堂安律はオランダの名門PSVから今夏、ドイツ1部昇格クラブにレンタル移籍した真意を打ち明けた。その決断通り、約1年ぶりの代表戦で劇的な進化を示せれば良かったが、不発に終わった。2019年アジア杯以来の代表ゴールは、13日のコートジボワール戦以降に持ち越された。

 ◇  ◇  ◇

 カメルーン戦はこれまで通りの右MFで先発。背番号11の大先輩である三浦カズを超える存在感を発揮すべくピッチに立った。が、前半は守備に忙殺され、持ち前の推進力を発揮できない。

 3バックに移行した後半は、南野拓実(リバプール)と2シャドーを形成。右サイドに張った伊東純也(ゲンク)とのワンツーなどで好機を演出した。だが、シュートゼロで後半20分に久保建英(ビリャレアル)と交代。「得点に飢えている自分は変える必要がない。闘争心や欲をむき出しにして戦いたい」と語っていただけに不完全燃焼感は強かったはずだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明