著者のコラム一覧
佐藤信人プロゴルファー

1970年、千葉県生まれ。ネバダ州立大学卒。1993年にプロ転向。日本ツアー9勝 (国内メジャー 3勝)を誇る。趣味は旅行と読書。

松山英樹は2017年全米プロで優勝争いを演じた時と似ている

公開日: 更新日:

 史上初の11月開催となる今年のマスターズは、セルヒオ・ガルシアとホアキン・ニーマンがコロナ感染のため欠場して92選手が出場します。

 当初、気温が4月より低く、冷たい北風が吹くという報道がありましたが、今週の予報は比較的暖かく24~25度。低くても20度ぐらい。南風の日も北風の日もあります。いずれにしても低気温にはならず、気温や風はスコアを左右する大きな要因にはならないようです。

 フェアウエーがソフトなためロングヒッター有利といわれていますが、それも未知数です。

 マスターズの場合、通常大会との一番の大きな違いは無観客ということでしょう。私も1番ホールを取り囲むパトロンの多さを見ただけで緊張したことがあります。

 会場のいたるところでドーンと大きな歓声が沸き起こり、「スーパーショットは誰?」と選手の気持ちも揺れ動きます。異様なパトロンの雰囲気に緊張する選手もいれば、逆に声援を受けて勢いづく選手もいます。それだけにマスターズで好成績を収めるには会場の雰囲気に慣れる経験が大きくモノをいいます。だから過去、初出場者の優勝は第1回大会(1934年)のホートン・スミス、35年のジーン・サラゼン。それに79年のファジー・ゼラーの3人だけです。観客不在なら緊張することもなく自分のプレーに徹しやすく、初出場26選手のなかから41年ぶりの初優勝のチャンスが出てきます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    【全英女子OP】日本勢好調のウラで渋野日向子は予選落ち濃厚…「当然の結果」と専門家の厳しい指摘も

  2. 2

    ツアーで死人が出る前に「酷暑対策」を講じるべきだ…アマチュアで死亡事案発生、一刻の猶予もない

  3. 3

    佐久間朱莉が2度目の全英出場で目論む“年間女王”への地ならし 稼げるポイントは国内3日間大会の4倍

  4. 4

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  5. 5

    “鉄人”小祝さくらに異変…首位タイ発進からまさかの途中棄権、次週の全英女子は「なんとかできたら」

  1. 6

    渡邉彩香がホステスプロの重圧はね返す恩返しV! 渋野日向子は31日開幕の全英で見せ場作れるか

  2. 7

    渋野日向子が全英前哨戦の大事な初日に久々バーディー連発!“本番”に弾みを付けられるか

  3. 8

    女子プロの新たな勢力図はどうなるのか…トップ4人が消えてV複数回たった1人の混戦模様

  4. 9

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

  5. 10

    渋野日向子ミス連発の自滅ゴルフでギリギリ予選通過…「すごくショック。修正できなかった」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃