著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

松山英樹のマスターズに期待 不調の渋野は練習量増がカギ

公開日: 更新日:

 今週のメジャー「マスターズ」(12日開幕)に向けて、松山英樹が調子を上げてきました。

 先週の「ヒューストン・オープン」は5打差8位発進の最終日にコースレコードタイの63をマークしてトップを猛追し、今季ベストの2位フィニッシュと勢いがあります。

 それも2カ月前の全米オープンの教訓が生きたはずです。4位発進の最終日に崩れて17位と悔しい思いをしました。それから4日目の戦い方が改善され、「ZOZOチャンピオンシップ」最終日も4日間ベストの66です。

 冷静に、自分がやるべきことが明確になって、好プレーにつながっています。

 いい形でオーガスタ・ナショナルGCに乗り込むことができますが、4月開催から11月に変更になったマスターズに向けて、練習日からコース状況をいち早く判断できたほうが有利です。春とは違う気候や風向きに戸惑うこともありますが、これまでのイメージを消して、セカンドショットの距離感をつかむことです。

 同時に、調子が上向きなだけに、自分自身に期待をかけすぎて気持ちが高ぶらないことも大事です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」