巨人菅野をドジャース本格調査 先発ゴロゴロでも白羽の矢

公開日: 更新日:

 今回の日本シリーズはメジャー球団も注目している。

 オフにポスティングによるメジャー挑戦が確実視される巨人菅野智之(31)が21日の初戦に先発するからだ。

 メジャーのFA市場の先発は不作を通り越して凶作。サイ・ヤング賞右腕のバウアー(29)がひとり抜けた存在で、あとは五十歩百歩らしい。そのため計算の立つ先発候補として、菅野が注目されているのだ。

「メジャー球団のフロント幹部は、日本の情報提供者やスカウトから菅野に関する情報を聞き出している」(ア・リーグのスカウト)

 中でも熱心なのが32年ぶりにワールドシリーズを制したドジャースらしい。

「ドジャースはカーショーを筆頭にメイ、ウリアス、ビューラー、ゴンソリンと先発が豊富なうえ、マイナーにも若手有望株がひしめいています。けれども、ここは故障者が出ることも見越して毎年、余裕をもったローテーションを組む。先発はいくらいても構わないし、特にカーショーに次ぐエースクラスを欲しがっているといいます。ドジャースの編成部門を仕切っているフリードマン編成本部長は、選手の取捨選択を独自のデータ分析によって行う。菅野に関する何らかの数字が、フリードマンの琴線に触れたと聞きました」(前出のスカウト)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」