ソフトB1位・井上朋也 毎週大阪→埼玉まで通った母の決断

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 なんと学校まで車で1分の距離に居を構えた。当初は井上にも引っ越したことは内緒にし、「今どこ?」と連絡が来ても「大阪」と返していたという。「うすうすは朋也も気付いていたと思いますよ」と弥生さんは笑う。

 父の昌幸さん(51)は大阪でボルボの自動車検査員をしており、子供3人の5人家族。井上は11歳と10歳離れた姉2人がいる。

「私の仕事が一番忙しいとき、お姉ちゃんたちが朋也の面倒を見てくれていました。だから、私は3番目のお母さんみたいなものなんです」(弥生さん)

 長男で末っ子の井上は幼少期から体も大きく、幼稚園や学校からは「ドッジボールで朋也くんのボールを捕った子が衝撃で転んで頭を打った」など、頻繁に呼び出されたという。

■「野球しかないんや!」

 野球とは小学1年で出合い、のめり込んだ。ワガママを言って怒った両親に「もう野球やめなさい!」と言われると、「野球しかないんや! オレから野球取り上げたら、何もないやないか!」と訴えたほどだ。

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