ソフトB余裕の“5人全員高校生指名” 本気で狙う巨人V9超え

公開日: 更新日:

“即戦力”の3文字には目もくれなかった。

 2015年以来となる「オール高校生」のドラフトとなったソフトバンク。1位で入札した近大・佐藤の交渉権を逃すと、外れ1位で井上(花咲徳栄)、笹川(横浜商=外野手)、牧原(日大藤沢=捕手)……など、高校生5人を指名した。つまり、ソフトバンクは「目先の戦力は不要」と言っているようなものだ。

【写真】この記事の関連写真を見る(14枚)

 あるパ球団の編成担当は「さすがの余裕ですね」と、こう続ける。

「高校生より大学・社会人の即戦力にタマが揃っていた。それに見向きもしないということは、当面は現有戦力で何とかなる、と判断したのでしょうね。ベテランがしのいでいる間に将来の中軸選手を育てるのは理想だが、言うはやすし。ソフトバンクはそれをシステム化し、軌道に乗せようとしている。長期的な黄金時代をつくって、巨人のV9を本気で超えるつもりじゃないですか」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝