ソフトB余裕の“5人全員高校生指名” 本気で狙う巨人V9超え

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“即戦力”の3文字には目もくれなかった。

 2015年以来となる「オール高校生」のドラフトとなったソフトバンク。1位で入札した近大・佐藤の交渉権を逃すと、外れ1位で井上(花咲徳栄)、笹川(横浜商=外野手)、牧原(日大藤沢=捕手)……など、高校生5人を指名した。つまり、ソフトバンクは「目先の戦力は不要」と言っているようなものだ。

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 あるパ球団の編成担当は「さすがの余裕ですね」と、こう続ける。

「高校生より大学・社会人の即戦力にタマが揃っていた。それに見向きもしないということは、当面は現有戦力で何とかなる、と判断したのでしょうね。ベテランがしのいでいる間に将来の中軸選手を育てるのは理想だが、言うはやすし。ソフトバンクはそれをシステム化し、軌道に乗せようとしている。長期的な黄金時代をつくって、巨人のV9を本気で超えるつもりじゃないですか」

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