レイズは裏目に出た継投を貫いたからWSに駒を進められた

公開日: 更新日:

「僕がレイズを去るとき、いつかワールドシリーズで会うことになるよってジョークを言ったのを覚えてる。それが本当に実現するなんてね、信じられないよ」

 お金がないゆえに頭を使って革新的な戦術や選手起用でア・リーグを制したレイズと、レイズで培われた頭脳を6年前に輸入し、その考えや戦略をスター選手に浸透させてナ・リーグで王国を築いたドジャース。両球団の対戦を前に、2014年にレイズからドジャースに転職したフリードマン編成本部長はこう言って目を白黒させた。

 05年にレイズのオーナーとなったスタンバーグ氏、それに伴い社長として雇われたマット・シルバーマン氏、同期入社のフリードマン氏、ブルーム氏(現レッドソックス編成責任者)、クリック氏(現アストロズGM)、07年入社で後にレイズGMとなるエリック・ネアンダー氏……その中のひとりは「オーナー以外は年齢も近く、入社時はみな未婚で、いつも一緒に野球のことを語っていた。お互いの結婚式には必ず出席したし、子供が生まれた時もお互いに祝い合う仲間さ」と話す。

■対戦の優位性をつくり出す

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは