マー君ら日本人選手は試練…財政難でスケベ根性が命取りに

公開日: 更新日:

 日本人選手はタフな交渉を強いられそうだ。

 今オフ、田中将大(32=前ヤンキース)、平野佳寿(36=前マリナーズ)の2人がFAに。日本国内に目を向けると、ロッテ沢村拓一(32)が海外FA、日本ハム有原航平西川遥輝(ともに28)はポスティングシステムでのメジャー挑戦を希望する。日本ハムは26日に有原のポスティング申請したことを発表した。が、交渉が進展しない可能性はある。

 レギュラーシーズンが短縮(60試合)された上に、無観客での実施が、各球団の財政悪化を招いたからだ。実際に多くのチームが球団職員のリストラを断行し、補強に関しても緊縮財政を打ち出しており、年俸総額を削減しないのは、新オーナーが就任したメッツ、大谷のエンゼルスら数球団に限られる。

 今季の大幅減収に加え、来季はマイナーも含めて最低保証額が上がることもあり、多くの球団は年俸総額を抑えたいのが本音だろう。今オフ、FAの目玉とされるサイ・ヤング賞右腕のバウアー(前レッズ)、本塁打、打点の2冠を獲得したオズナ(前ブレーブス)、首位打者のルメイヒュー(前ヤンキース)らの大物選手ですら、例年のような大型契約を交わすのは厳しいとみられている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  2. 7

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  3. 8

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

  4. 9

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝