中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

公開日: 更新日:

「4時起きですよ。それから40分ほどかけて、2リットルタッパーにお米を敷き詰めた弁当を作っていました。補食のおにぎりも持たせたので、カバンの中のほとんどを弁当が占めていたほどです。自宅通いの選手が多いので、お母さん同士も仲がいいんです。苦労や、弁当の工夫など、いろいろな情報を共有していました。他にも、誰かのお母さんが『あそこのお店、今日はウイダー(ゼリー飲料)が安い!』と言えば、買っておいてもらったりも」(尚美さん)

 出発の準備を終えた高橋を駅まで送るのは会社員の父・秀夫さんの役割だ。車を片道15分ほど走らせて高橋を降ろし、自宅へUターン。尚美さんは秀夫さんの食事を用意して仕事へ送り出すと、今度は自身のパート先へ向かう。

 勤務開始時間はまちまちで、5時間ほど働いた後、スーパーで買い物を済ませて帰宅。高橋が戻るのは21時ごろだ。泥にまみれた洗濯物は、その日のうちに洗わなくてはいけない。尚美さんが布団に入るのは23時半ごろになるそうだ。

「1人で黙々とこの生活をしていたら大変ですけど、他のお母さんたちと一緒にやっていたので、楽しみながら3年間を過ごしました。ちなみに、洗濯に使う洗剤はお母さんグループで教えてもらった『泥スッキリ』です。時代も進化して、あんまりこすらなくても汚れが落ちるんですよ」(尚美さん)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?