FA宣言の小川ヤクルト「残留決断」まで時間かかった舞台裏

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「とはいえ、ヤクルトも悠長に小川の決断を待っていられなかった。来季のチーム編成に影響しますから。ヤクルトはすでに来季の新外国人3選手を獲得しているものの、そのうち2人は野手で、投手のサイ・スニードはメジャー通算26試合で登板はすべてリリーフです。球団は先発候補として考えているものの、エース格の小川の流出が決まれば、新たな補強で先発陣強化を考える必要がある。それで、球団が小川側に対して、今年の仕事納めの今月25日までに結論を出してほしい、とお願いしていたのです」(前出の関係者)

 チーム内では、「考えてみれば、巨人日本ハムと状況は同じ。エース菅野の去就次第で、さらなる補強に動くかもしれない。FAで井納、梶谷を獲得したが、井納はCランクだから、まだFA選手を取れる。まさかとは思うけど……」という声まで出始めていた直後の小川残留決断の一報。チームにとってはこれ以上ない朗報に違いない。

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