五輪代表選考会が幻に? 1980年以来“2度目の悲劇”に現実味

公開日: 更新日:

「そうなれば悪夢ですよ」

 五輪種目の連盟関係者がこう漏らす。

 新型コロナワクチンの接種が始まっている欧米でも、オランダやイギリスなどがロックダウンを続けており、国内でも10都府県に発令中の緊急事態宣言が3月7日まで延長された。ここにきて、東京五輪パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言に対し、海外メディアもその内容を報じ、オリンピアンからは批判の声があがるなど、「東京五輪」を覆う暗雲はさらに色濃くなってきた。

 飲食店の時短営業などで感染者の数は減ってきてはいるものの、重症患者等の入院状況に改善が見られなければ、東京五輪のために1万人ともいわれる医療従事者を募ることは到底できない。

 1年延期された東京五輪(7月23日~)の開催可否は、「福島から聖火リレーがスタートする3月25日までには決まる」との声は永田町でも少なくない。

■8割りの代表がまだ決まらず

 今は新型コロナウイルスの抑え込みが最優先される時だが、冒頭の関係者が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」