五輪代表選考会が幻に? 1980年以来“2度目の悲劇”に現実味

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「そうなれば悪夢ですよ」

 五輪種目の連盟関係者がこう漏らす。

 新型コロナワクチンの接種が始まっている欧米でも、オランダやイギリスなどがロックダウンを続けており、国内でも10都府県に発令中の緊急事態宣言が3月7日まで延長された。ここにきて、東京五輪パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言に対し、海外メディアもその内容を報じ、オリンピアンからは批判の声があがるなど、「東京五輪」を覆う暗雲はさらに色濃くなってきた。

 飲食店の時短営業などで感染者の数は減ってきてはいるものの、重症患者等の入院状況に改善が見られなければ、東京五輪のために1万人ともいわれる医療従事者を募ることは到底できない。

 1年延期された東京五輪(7月23日~)の開催可否は、「福島から聖火リレーがスタートする3月25日までには決まる」との声は永田町でも少なくない。

■8割りの代表がまだ決まらず

 今は新型コロナウイルスの抑え込みが最優先される時だが、冒頭の関係者が言う。

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