FW鈴木武蔵が語る「“個性”を愛し自分らしく生きて」

公開日: 更新日:

「周りと同じ色になりたい」と漆黒の肌を恨んで涙した少年は、サッカーを通して人間的にも成長を遂げ、今では「他人の色に染まらず、自分らしく生きていきたい」と胸を張る。身長185センチの頑強なフィジカル。50メートル5秒台の俊足。ジャマイカ生まれの万能型ストライカー鈴木武蔵(ベルギー1部・KベールスホットVA所属)にリモートインタビューした。

  ◇  ◇  ◇

 ――2019年3月に日本代表デビュー。SNSに「あの見た目で日本代表なんてインチキ」という投稿があり、「サッカーで見返すしかないですからね。お父さんの血がなかったら日本代表になれてなかったと思いますし、ハーフである事、日本という素晴らしい国で育った事に感謝してます」と切り返しました。

「最初はショックで落ち込みました。でも、自分の言葉で“自分の思い”をストレートに表現すべきと思いました。多くの人から応援メッセージを送っていただき、自分は“一人ではない”ことを実感できた瞬間でした」

 ――ジャマイカ人の父と日本人の母。6歳までジャマイカで育ち、00年2月に移住。群馬の小学校で「フライパン」「ハンバーグ」とからかわれ、サッカー少年団で「汚いからパスは出さない」と言われた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?