OP戦終了で前評判高い巨・神に“アキレス腱” 評論家が指摘

公開日: 更新日:

 プロ野球のオープン戦が21日に終了。セ・リーグで評判がいいのは巨人阪神だ。

 リーグ連覇中の巨人のチーム打率は.236。原監督は今月中旬に「まあ~打てないね。空回りしているし、なかなか難しい」と嘆いている。

 一方、チーム防御率は3.02。他球団と比べ、投手陣は盤石に見えるが、この日は先発今村がピリッとしない。5回4安打で5四死球を与える不安定な内容で4失点。有力視される開幕3戦目の先発へ不安を残した。宮本投手チーフコーチは「(初回に)2番に出した四球が全て。(0-2と)追い込んでから3球続けてフォークという配球が流れを悪くした。立ち上がりというものを、もう一度彼と話し合っていきたい」と苦言を呈した上で「開幕ローテには入ってくる」と明言した。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。

「立ち上がりから四球、死球、そして押し出し四球ですから、内容が悪い。原監督がベンチで捕手の大城を怒っていたのも無理はありません。開幕3試合目に登板予定だった井納が頭をケガしたことで、今村はそこに繰り上がったわけでしょう。そもそも尻上がりに良くなるタイプで、毎回立ち上がりからビシッと抑えられる投手ではありません。菅野、戸郷、サンチェスを3本柱というが、オープン戦の内容を見ても私は、菅野、戸郷の2本柱だと思っています。開幕ローテの6人目にしても、まだ競わせるというくらいだから、駒不足というか、唯一の不安は先発陣になるでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋