巨人二軍・阿部監督に重圧 “原後継”は202cm秋広の育成次第

公開日: 更新日:

 巨人ドラフト5位・秋広優人(18=二松学舎大付)が19日、ジャイアンツ球場での二軍練習に合流した。球団の高卒新人として1959年の王貞治以来となる62年ぶりの開幕スタメンは、これで絶望的となった。

 身長202センチルーキーは、でかいだけではなかった。春季キャンプは二軍スタートだったが、紅白戦2試合で7打数5安打と猛アピール。那覇での2次キャンプ行きを勝ち取ると、オープン戦も一軍に帯同した。球団の高卒新人では93年の松井秀喜以来となるオープン戦マルチ安打をマークするなど話題をさらい、原監督も「並ではない」と目を細めていた。

 しかし、今月中旬になると、「ここまで三振が続いたことはなかった」と振り返った。四死球を挟んで7連続三振を含む14打席連続無安打など、一軍投手の対応に苦しんだ。結局オープン戦10試合で25打数5安打、打率2割。開幕1週間前についに二軍落ちとなった。

 秋広は20日に開幕する二軍の阿部慎之助監督(42)に預けられた格好だ。さるチーム関係者がこう言った。

「巨人のファームの選手には格付けがあって、秋広はAランクの強化指定選手として、二軍戦では優先的に打席数が与えられる。これから阿部二軍監督とマンツーマンでやっていくことになるでしょう。長嶋監督と松井、原監督と坂本のように、有望な高卒選手には、師弟関係が付きものです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方