福岡大大濠の毛利海大はとりあえず大学に行くのがベスト

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 そんなこともあってオレは便所以外では席を立たない。どんなつまらない試合でも何かあるんじゃないかと、目を皿のようにして選手をチェックする。ほとんど動かないからなおさら寒さがこたえるし、カイロは手放せないんだ。

■福岡大大濠の毛利は進学した方がいい

 それにしてもこの日の収穫は少なかった。強いて挙げれば、第2試合で大崎に完投勝ちした福岡大大濠の左腕エース、毛利海大だな。

 9回を投げて4安打1失点、10奪三振。ストレートが130キロ台の割に伸びるし、緩急の使い方がうまい。カーブをはじめとする変化球の質、右打者の内角へのコントロールはなかなかのものだ。

 だけど、とりあえず大学に行くのがベストだと思っている。176センチ、70キロ。まだ体が出来ていないし、球速も大きな課題のひとつだ。素材は悪くなさそうだから、大学で良い指導者に恵まれたら、大化けしてドラフト上位に食い込んでくる可能性もある。

 可能性があるからといって、育成で安く取ることにはならない。育成は球速とか肩とか足とかパンチ力とか、何かひとつでも飛び抜けたものがなければ対象にはならない。この左腕は全体的に器用でも、飛び抜けたものがないから進学して全体的なレベルアップを図った方がいいと思うのだ。

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