王監督は月200万円だった?プロ野球監督の気になる「交際費」

公開日: 更新日:

 3月19日付けの日刊ゲンダイに元巨人コーチの秦真司さんが原辰徳監督と会食した記事が載っていた。原監督が遠征先でコーチや関係者を連れて食事に出かけてご馳走するため「払う食事代は相当な金額になるはずだ」とあった。

 プロ野球界では、球団によっては監督に「交際費」を出している。キャンプ地や遠征先などで監督がコーチや選手、あるいは裏方と一杯やりながらチームの強化策を検討したり、コミュニケーションを図ったりするためだ。自らは参加せず、コーチや裏方に「一杯やって気分転換してこい」とポンとカネを渡す監督もいた。

 シーズン中、担当記者や球界関係者と食事をしながら親睦を図ることもある。試合で勝利に貢献した選手の「監督賞」の原資に使われるケースもある。金額は球団によって異なる。

 私の知る限り、ダイエー(現ソフトバンク)時代の王貞治監督の月額200万円が「交際費」の最高額だ。球団関係者に聞いたのだが、さすがは「世界の王」だと思った。球団の期待の大きさがうかがえるだろう。

 地元福岡ドーム(現福岡PayPayドーム)の試合のあとでも、市内の和食店の2階でしばしばコーチ会議が開かれた。出席したコーチによると、部屋は畳敷きでテーブルをコの字に並べて、その日の試合の反省をしたり、今後の戦い方を話し合ったりした。会食の費用は王監督が負担したそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  1. 6

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  2. 7

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  3. 8

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」