福岡大大濠の毛利海大はとりあえず大学に行くのがベスト

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 オレの一日は体中にカイロをペタペタと貼り付けるところから始まる。

 夏は酷暑で、春は底冷えするのが甲子園。大会3日目の22日なんて晴れ間がほとんどなく、もうすぐ4月だというのに朝が9度、昼すぎも12度くらいしかなかった。球場スタッフのお姉ちゃんだって、ベンチコートを着ながらブルブルとうち震えていたほどだ。

 オレたちが寒さと闘っている場所はバックネット裏の中段辺り。高野連が15年ほど前からスカウト専用の席を用意してくれているんだ。かつては一般客同様、朝から並ぶこともあった。若いころは朝5時起きのこともザラだったから、その点は随分と楽になった。

■寝坊やサボリはごまかせなくなった

 でも、良いことばかりじゃない。席が決まっているだけに、そこに居なかったり、サボったりしたらすぐにバレる。大寝坊して先輩からドヤされたときに、「いや、上の方で見ていましたよ」なんてごまかしていた時代が懐かしい。

 熱心な野球ファンはオレたちの顔も知っているから油断できない。あのスカウトは試合を見ていないなんてSNSに書かれるケースも過去にはあったからね。

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