聖火リレーで初の感染例 警官は組織委の刑事罰を問えるか

公開日: 更新日:

 感染が判明した男性警察官が重症化した場合、東京五輪組織委などを「危険な公務を命じた」として業務上過失致傷や傷害罪などで問うことはできるのか。元検事の落合洋司弁護はこう言う。

「(1966年の)千葉大腸チフス菌事件の判例にもありますが、こうしたケースは感染ルートの特定や因果関係の証明が難しい。刑事罰を問うのは困難だと思いますが、公務災害として認められる可能性はあるでしょう」

 東京五輪が開催された場合、警備する警官もボランティアの人数も聖火リレーとは桁違いだ。いったん感染者が出たら、あっという間に広まるだろう。今でも遅くない。やはり、ここで冷静になって五輪開催を見直すべき時だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動