4年連続日本一ソフトBの強さは走塁…DeNA、日ハムでは無理

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 強さと意識の高さはイコールということだ。

 開幕2カード目から5連敗を喫するなど、つまずいたかに思えたソフトバンク。しかし、4月6日以降は10勝2敗3分けと大きく勝ち越し、2位楽天に2・5ゲーム差の首位に立っている。

 強さを象徴するのが走塁だ。23日のロッテ戦では、六回1死一塁の場面で、グラシアルが右翼真正面のヒット。一塁走者の柳田は右翼マーティンの慎重な捕球体勢を見るや、二塁を蹴り、一気に三塁を陥れた。さらにマーティンの三塁送球の間、グラシアルも二塁に進塁した。

 去る21日の楽天戦では好走塁を勝利に結びつけた。三回に楽天先発の則本から2点を奪い、なおも1死一、二塁の場面でデスパイネが遊ゴロ。併殺かと思われたが、デスパイネは100キロ以上の巨体を揺らす全力疾走でゲッツーを回避。その後、中村のタイムリーが飛び出した。

 試合後、中村が「こういうのがソフトバンクの強み」と胸を張ったように、強いチームほど走塁をおろそかにしない傾向がある。


 2015年から19年までソフトバンクで守備走塁コーチなどを務めた飯田哲也氏は「デスパイネの走塁は当たり前のプレーなんですけどね」と、こう続ける。

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