著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

開幕6連敗→今季初勝利 DeNA三浦監督に感じる敗者の色気

公開日: 更新日:

 三浦大輔新監督率いる横浜DeNAが開幕6連敗と大苦戦を強いられている。4日の広島戦でようやく今季初勝利を挙げたが、それでもダメージの大きさは変わらない。

 確かにDeNAの戦力は他球団と比べると明らかに見劣りする。昨季はBクラスの4位に沈んだにもかかわらず、オフには投打の主力である井納翔一投手と梶谷隆幸外野手の2人がFAによって巨人へ移籍。さらにコロナの影響により、12球団で唯一、外国人選手が開幕までに一人も来日できなかった(現在は全員来日)。主砲のソトとオースティン、セットアッパーのエスコバーら、多くの重要戦力を欠いた状態で開幕したわけだ。

 だからなのか、三浦大輔新監督を責める声はあまり聞こえてこない。むしろ、これだけの戦力しか与えられないまま、初監督という重役を担うはめになったことに同情する声のほうが目立つ。

 特に古くからのベイスターズファンはそうだろう。三浦大輔といえば現役25年を横浜一筋で過ごしたフランチャイズプレーヤーで、通算172勝を積み重ねたレジェンド投手だ。現役時代から個性的なリーゼントヘアがトレードマークで、「ハマの番長」というニックネームで他球団のファンからも愛されてきた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が