巨人の助っ人補強失敗をお抱え外国人の“金太郎あめ”が救う

公開日: 更新日:

 巨人2年目のゼラス・ウィーラー内野手(34)が打ちまくっている。

 27日のヤクルト戦で負傷退場した新外国人のエリック・テームズ外野手(34)に代わって途中出場すると、同点の九回に決勝2号ソロを放つなど、4打数4安打3打点。28日の同戦は3打席連続二塁打で、前日から7打席連続安打をマークした。原監督は「なかなかありそうでない。見事」とホクホク顔である。

 テームズは一軍デビューとなった27日のヤクルト戦で左翼に入ったものの、三回の守備時にジャンプをして着地した際に右アキレス腱を断裂。近日中に米国へ帰国し、手術を受けることが決まった。今季中の復帰は絶望的だ。二軍戦では2打席連続アーチを放つなど、9試合で打率5割、4本塁打と格の違いを見せていた。原監督待望の大砲は単年契約の年俸120万ドル(約1億2600万円)。わずか1時間ほどの出場で大金をドブに捨てることになるのだから、責任問題に発展しても不思議ではない。原監督は昨オフ、「オーナーからその部分(補強)に関しては非常に信頼していただいている」と胸を張っていたのだ。

 さる球界関係者がこう言った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」