大谷は俊足と積極性がアダ…エ軍指揮官は走塁ミスに苦言

公開日: 更新日:

■「走塁ミスは二刀流の弊害」

「好走塁と暴走は紙一重とは言いますが、大谷は投球や打撃と同様に走塁のレベルアップが必要でしょう」と、JスポーツMLB中継で解説を務める評論家の三井浩二氏がこう続ける。

「大谷の走塁への意識が決して低いとは思いませんが、今季は結果的にチャンスを潰してしまうケースが目立っています。前の走者の動きを確認せずに、進塁を試みるというのはあってはならないことです。日本であれば罰金を科されてもおかしくはありません。特に三盗を試みれば、たとえ絶好球だろうと打者は見逃さなければなりませんから。キャンプで走塁練習をしていましたが、他の野手とは異なり、故障させたくない首脳陣の方針もあって、全力でこなしてはいないはずです。走塁でミスをするのは二刀流の弊害のひとつかもしれません」

 エンゼルスはメジャーワーストのチーム防御率(5.32)が示す通り、投手陣は崩壊状態だ。

「打線が1点でも多く稼ぐしか勝機を見いだせないだけに、大谷は走塁面で細かい配慮が求められる。盗塁を狙う際には、後を打つトラウト、レンドンと相手投手との相性を考慮するなど、細心の注意が必要でしょう」(前出の三井氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  1. 6

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 7

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  3. 8

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  4. 9

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず