大谷は疲労困憊…5.29“リアル二刀流”にはマネーボールの壁

公開日: 更新日:

 疲労困憊の大谷にとって、リアル二刀流での出場が予定される次回アスレチックス戦のマウンドは大きな壁になりそうだ。

 アスレチックス打線は四球と長打狙いの「マネーボール」で有名。ビリー・ビーンGM(現球団副社長)が90年代半ばに導入したお家芸は健在で、相手投手に一球でも多く投げさせる待球も徹底されている。

 ここまで48試合で、1打席あたりの球数3.99はリーグ5位。特に3番チャップマン(4.44)、4番オルソン(4.01)、5番カナ(4.34)の主力打者は揃って打席で粘りを見せている。クセ者が揃う打線はチーム打率.227こそリーグ13位にとどまっているものの、総本塁打68は断トツだ。

 大谷のイニング数は12日のアストロズ戦の7回、球数は4月5日のホワイトソックス戦の92球が最多だ。26日からのレンジャーズ2連戦で打席に立ち続ければ、疲労がピークに達した状態で登板日を迎える可能性もある。

 コンディショニング不安がささやかれる大谷にはアスレチックス打線の待球がボディーブローのように効くかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 2

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  3. 3

    国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり

  4. 4

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    高橋真麻がフジ港浩一前社長、大多亮元専務を擁護の赤っ恥…容姿端麗な女性集めた“港会”の実態知らず?

  2. 7

    参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門

  3. 8

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 9

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  5. 10

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?