著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

酒井宏樹「ロンドン4位は悔しい気持ちしか残っていない」

公開日: 更新日:

酒井弘樹(前フランス1部マルセイユ /DF)

「僕は欧州を離れ、マルセイユでの夢に終止符を打つことを決めました」

 今季フランス1部の全日程が終了し、酒井宏樹は9年間の欧州挑戦を終え、日本に復帰することを明言した。浦和移籍が有力視される中、オーバーエージ(OA)枠での東京五輪出場も決まり、心機一転、28日のミャンマー戦(千葉)に挑む。

【写真】この記事の関連写真を見る(15枚)

「期待されるのは全て。そこまで自分から意思疎通を図るタイプではないので、やれることを最大限やって若い選手たちのためになるようにしたい」と26日の日本代表オンライン会見で語った。

 今こそフランスでネイマールやエムバペ(ともにパリSG)らと渡り合った高度な国際経験を還元すべき時だ。

 酒井が欧州挑戦に踏み切ったのは、2012年ロンドン五輪の直後。同大会の日本は準決勝まで勝ち上がったが、メキシコに苦杯。宿敵・韓国との3位決定戦も落とし、44年ぶりのメダル獲得はならなかった。しかも彼自身は初戦・スペイン戦のケガもあり、2試合とも万全ではなかった。その悔しさを胸に秘め、直後にドイツ1部(当時)のハノーファーへ移籍。4シーズンを過ごした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」