米NBC五輪放送は過去最大規模の7000時間 菅首相ニンマリ?

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 全米向けの五輪放送権を独占する米NBCユニバーサルが7日、過去最大規模の7000時間に及ぶ五輪放送計画を発表した。この決定は、東京五輪に関するどんな質問にも「国民の命と健康を守る」を念仏のように繰り返すだけの菅首相にとって、強力な援軍になりそうだ。

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 テレビの視聴者が減少する中で、NBCは五輪の生放送を視聴者や広告主をつなぎ留める格好の機会と捉えている。テレビでは17夜連続でゴールデンタイムに東京五輪を放送。開会式も初めて生中継する。動画配信サービスと合わせ7000時間に及ぶ放送は、前例がない、という力の入りようだ。

 2032年まで6大会分の放映権料76億5000万ドル(約7800億円)の契約を結ぶNBCは、IOC(国際オリンピック委員会)にとって最重要スポンサー。首相周辺は「分科会の尾身会長の抵抗が続く中で、NBCの発表は『もはや五輪開催は揺らがない』という決定的なメッセージになる。これで反対世論も諦めるゾ」とニンマリらしい。

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