大谷17号は自己最長 本拠地の後押しでMLB記録153.9m更新も
二刀流が新たに記録を塗り替えた。日本時間9日のロイヤルズ戦で放った当たりは本拠地エンゼルスタジアムの右中間スタンド中段に突き刺さる17号2ラン。打球の軌道などを計測するMLBのスタッツキャストによれば、飛距離は473フィート(約143メートル)のメジャー移籍後自己最長となる特大の一発だった。
今季、本塁打王争いを繰り広げている大谷は並み居る強打者にも引けを取らないパワーを見せつけており、5月26日のレンジャーズ戦で放った15号3ランの打球速度は188キロ。自己最速(185キロ)を更新した。飛距離143メートルはホワイトソックス・メルセデス(約147・8メートル)、レッドソックス・コルデロ(同144・5メートル)らに次いで今季メジャー5位タイ。打球速度(本塁打以外)119マイル(約192キロ)はブルージェイズ・ゲレーロJr(同189キロ)を抑えて堂々のトップだ。
今やメジャーを代表するパワーヒッターに数えられるが、飛距離、打球速度とも更なる上積みを期待できそうだ。本拠地カリフォルニア州アナハイムの気象特性が追い風になるからだ。