大谷は話題の「スピンレート」大幅上昇 要因は中指にアリ

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 メジャーを代表する2人の右腕がスキャンダルに見舞われている。

 昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したドジャース・バウアー、2019年のア・リーグ投手2冠(最多奪三振、最優秀防御率)のヤンキース・コールに不正投球疑惑が浮上しているのだ。

 複数の米メディアによれば、バウアー、コールとも主にウエートリフティングで用いられる強力な滑り止め「スパイダータック」を使って球のキレが増すボールの回転量を意図的に上げていたとされる。

 MLBは、これまで半ば公然の秘密とされてきた投手による滑り止めの使用を禁止する新たなルール作りに着手している。使用が発覚すれば、10日間の出場停止などの処分が科される見込みだ。コールは新ルール導入に備えて滑り止めの使用をやめたのかどうか、直球の今季平均2549のスピンレートが直近の2試合とも2400前後にまで低下したという。

■「メジャーのボールとマウンドに慣れてきた」

 スピンレートにあらためて注目が集まる中、回転量が飛躍的に伸びたのが今季投打の二刀流に復帰したエンゼルス・大谷翔平(26)だ。渡米1年目(18年)にはメジャー平均以下の2164だった直球の平均スピンレートは、右肘靱帯を修復するトミー・ジョン(TJ)手術から復帰した昨季、2155に低下したが、今季は2350と大幅にアップした。

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