社会人は不作どころか凶作…日本選手権の隠れた逸材を探せ

公開日: 更新日:

 オレはいま、神戸で社会人野球の日本選手権を見ている。

 今年の社会人は不作を通り越して凶作。広島の栗林(トヨタ自動車)や阪神の伊藤(JR東日本)がいた昨年と比べてもチェックすべき選手は少ないなんて言われてるから、さっさと球場を引き揚げてサウナにでも行こうと思ってたら、スマホが鳴った。東京にいる部長からだ。

 まるで自分の行動パターンが見透かされているようで気持ち悪かったけど、とりあえず電話に出るといきなり、「どうだった、社会人選手は?」って聞いてきたんだ。

 部長はおそらく三菱自動車倉敷オーシャンズの広畑敦也の評価を聞きたいに違いない。担当スカウトいわく「球団によっては1位指名もある」って右腕が2日の日本新薬戦に先発。7回3分の2を7安打3失点、8奪三振で負け投手になったからだ。

「広畑でしょ? ストレートは150キロ出てましたし、まあまあじゃないスか。1位でいく球団もあるんじゃないスかね」なんてテキトーに答えたら、「そんなことは言われなくても分かるって。そうじゃなくて、掘り出し物はいなかったかって聞いてる」と。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"