バドミントン奥原希望を支える“MY日記”の気になる中身 リオの雪辱晴らし五輪金へ!

公開日: 更新日:

 自国開催の大会でメダル量産を期待されるバドミントン代表が8日、リモート会見を行った。女子シングルス世界ランキング3位(6月15日発表)の奥原希望(26)は「(前回のリオ五輪で)銅メダルに終わった悔しさを晴らせるように(開幕まで)一日一日できることをやっていきたい」と話した。

 コロナ禍でワールドツアーの中止が相次ぐ中、昨年10月のデンマークオープン(ОP)、同12月の全日本総合選手権、今年3月の全英OPと、出場した大会はすべて優勝した。

 長らく実戦から遠ざかっていたこともあり、英国から帰国後は疲労が抜けず、4~5月はリカバリー中心の練習メニューを強いられた。ここにきて、ようやく練習の強度が上がってきたそうで「状態が良くないのは、これまでもあったし、焦りも物足りなさも感じていません」と余裕を見せた。

 2011年12月に日本代表に初めて選ばれてから約10年。奥原が2度目の五輪を前に泰然自若としていられるのは、長らくつけてきた日記が心のよりどころになっているからだ。奥原によれば、リオ開幕直前のページには、膝の故障もあって、練習もままならず、本番ギリギリまで不安な心境がつづられていたという。

「この5年間でプレーも人間的にも成長できたと実感できた。だから、今回も順風満帆にはいかないだろうと覚悟して、何かハプニングが起きてもブレずに過ごしていきたい」(奥原)

 女子シングルス決勝は8月1日。奥原は当日の日記に夢の実現を記せるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 2

    ソフトB近藤健介の原動力は「打倒 新庄日本ハム」…憂き目にあった2022年の“恩返し”に燃える

  3. 3

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  1. 6

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  2. 7

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  3. 8

    藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団

  4. 9

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 10

    自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か