【侍ジャパン】稲葉監督にズバリ不安あり!サヨナラ逆転勝利で霞んだ“迷采配”ぶりを検証

公開日: 更新日:

 今季の青柳は右打者に対して打率.228、対左打者は.209。左打者を得意としていた。稲葉監督はこの数字をアテにしたのかもしれない。高橋氏が続ける。

■山崎が方程式の危険

「それはあくまで日本でのデータ。ドミニカの左打者は青柳のシンカーやツーシームといった外角寄りの球を打ちやすそうにはじき返していた。それと、引っかかったのは八回に登板した4番手の山崎(DeNA)です。直球は真ん中に集まり、球速は140キロほど。フランシスコに右前打された直球も真ん中付近で、本塁打にならず単打でよかったという結果オーライの投球に見えた。九回に失点した新人の栗林(広島)は緊張から失点しましたが、山崎の場合は完全に復調していないのだから、信用し過ぎるのは危ない」

 試合前、「巨人の選手だからメルセデスのデータはある。攻略しますよ」と侍ジャパン陣営は自信を見せていたが、フタを開けてみれば、逆にメルセデスに丸裸にされていた。スタメンの山田(ヤクルト)、坂本(巨人)、鈴木(広島)、菊池(広島)、村上(ヤクルト)の5人のセ・リーグ勢は、メルセデスに無安打に抑えられた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか