著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

五輪メダル逃した松山英樹の敗因は「入るようなパットをしていない」こと

公開日: 更新日:

 松山英樹東京五輪ゴルフ競技会場(埼玉・霞ケ関CC)をジュニア時代からよくラウンドしていた。2009年日本ジュニア選手権優勝や、初めてマスターズ出場権を獲得した10年アジア・パシフィックアマチュア選手権に勝った時の会場だ。

 勝手知ったる我が家の庭であると言いたいところだが、五輪のためにワングリーンに改造された。グリーンが大きくなり、形状もまったく変わってしまっている。

 米国のゴルフ場は3つあるいは4つのグリーンを一つにしたという感じの大きなワングリーンが多い。日本の2グリーンは真ん中に乗せておけばバーディーを狙えるといわれるけれど、アメリカンスタイルになった霞ケ関CCの新グリーンはピンが立っている段にショットを止めておかないと、バーディーチャンスとは言えない。

 新型コロナに感染し、体調が万全でなかった松山にとって、ピンが立っている面までの距離を的確につかんでクラブを選ぶことには一抹の不安があったと思う。だから初日の2アンダーは攻略ルートを確かめながらのゴルフだったはずだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ