柔道五輪金・阿部一二三がライバル丸山城志郎を下した“世紀の一戦”の裏に「2時間の極秘特訓」

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 ライバルに見立てた選手と練習するのは当然のことだろう。しかし、本番の会場である講道館大道場で行ったことがミソだという。

■同じ場所に同じ畳

「トップ選手の場合、会場の畳の感覚に慣れているかどうか、その微妙なところがパフォーマンスに大きく左右します。たとえば、ナショナルトレーニングセンターの柔道場は、五輪の度に、開催地で実際に使われるものと同じ畳を取り寄せているくらい。それほど重要な要素なのです。もちろん畳だけではなく、会場の雰囲気も影響します。だから、講道館内部では阿部に道場を貸すことで試合が不公平になるのでは、という議論もあったそうです。丸山は天理大(奈良)で稽古に励んでいましたからね。最終的には『借りたいという相手を突っぱねるのもどうか』と、貸すことになりました」

 “本番”と同じ場所、畳を使った特訓が、五輪切符のみならず、大金星に結び付いたというのだ。

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