10.27東京マラソンは中止決定的…注目される「バーチャル大会」って何だ?

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 それなら「密」とは無縁だ。

 昨年はコロナ禍で一般の部が中止になった東京マラソン。今年の開催は3月から10月に延期されたが、9月30日まで緊急事態宣言を延長する方針を決めたことで、2年連続の中止が濃厚だ。

 同大会は3月、フルマラソン、ハーフ、10キロの部で、一般ランナーに限ってバーチャルのランニングイベントを開催。9月から10月にかけても同イベントを行う。2月の青梅マラソン(30キロ、10キロ、5キロ)も1年延期が決まり、バーチャル大会を実施した。

 ある大会関係者は「ゼロ・コロナは無理といわれる時代に、スタートが密になる市民マラソンの開催は厳しい」という。コロナ感染が収束しないことから、今年は全国の大会で「バーチャル」が普及した。

 それにしても、「散歩はするけど、マラソンはしない」という人にとって、「バーチャルマラソン」といわれてもピンとこないだろう。自分の距離やタイムが正確に計測できるのか、疑問に思うはず。

 その答えはGPSだ。スマートフォンにも搭載されている衛星利用測位システムのGPSは、位置情報だけでなく、移動体の速度もほぼ正確に計測できる。参加者は大会主催者指定の連動型のランニングアプリをダウンロードし、GPSが取得できるコースを実際に走る。このアプリを利用すれば世界のどこからでも参加できる。

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