阪神のプロアマ規定違反チョンボに他球団ニンマリ 天理・達孝太をドラフト指名する球団はどこ?

公開日: 更新日:

 16日、阪神の関西地区担当スカウトがプロアマ規定に違反し、プロ志望届提出以前に今秋ドラフト1位候補の天理・達孝太投手(3年)と面談していた問題で、阪神球団は謝罪コメントを発表した。

■天理サイドへの謝罪コメントを発表もスカウトは厳重注意止まり

 天理サイドに陳謝した一方で、違反したスカウトに加え、全スカウトに厳重注意とルール順守の徹底を通知するにとどまり、ペナルティーはなし。天理側は「プロ志望届を出す予定があったら、提出前でも面談できる」と勘違いしていたため、阪神のスカウトのチョンボによって、天理サイドに迷惑をかけた。それだけに阪神の処分は甘い、という向きも少なくない。

 これにより阪神は、達投手を指名しづらくなったことは間違いないが、ある球界OBは、「達投手の上位指名を検討している球団にとってはプラス」と、こう続ける。

「193センチの長身右腕である達投手は今春のセンバツで3勝をマークしたドラフト1位候補。特に潜在能力の高さ、将来性を評価されている。即戦力を1位指名する球団はまだしも、育成に重点を置き、将来性を重視する球団が1位指名してもおかしくない逸材ですが、達投手が欲しい球団にとっては、ほぼ阪神の存在を気にする必要がなくなりましたからね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々