メッツ新庄はOP戦首位打者なのに開幕戦出番なし メジャー最初で最後のグチを…

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 新庄さんがそう断言したのは、メジャー時代の苦しい経験があったからではないか。

■相いれないGMと監督

 日本人初の野手メジャーリーガーとして、01年と03年に新庄さんが在籍した当時のメッツGMはスティーブ・フィリップス。01年オフは新庄さんを交換トレードでジャイアンツに放出したが、バレンタイン監督はこのトレードを「驚いたが、GMの判断。あのまま一緒にプレーしていれば……」と悔やんでいる。そして1年後、フィリップスGMは新庄さんを必要と判断したからこそ呼び戻したのに、今度はハウ監督に干されてしまった。

 また02年のジャイアンツ時代は、ベーカー監督が新庄さんの中堅起用にこだわったにもかかわらず、当時のセイビアンGMはシーズン中に中堅手のロフトンを獲得、オフは新庄さんのオプションを行使しなかった。

 会見での発言は、戦力を整えるGMと、現場で指揮を執る監督が相いれないという矛盾や憤りを肌で感じてきた新庄さんならではと思った。だからこそ日本ハムでは、メジャー時代の経験を反面教師にした、風通しの良いワンチームをつくっていくという強い意志を感じる。 (つづく)

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