楽天1位・吉野創士 ホームグラウンドは父が祖父から受け継いだ工務店

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 富岡中学校時代に所属していた「東京城南ボーイズ」の大枝茂明監督(59)はこう振り返る。

「気が弱く、優しくて真面目すぎる。進学した昌平高は長髪OKなのに、ひとりだけ坊主を貫いていたのも真面目さの表れ。浦安のスポーツジムで練習していると、お父さんが来て『うちの息子はどうすりゃあいいんですか』と相談されたこともありました」

 昌平高の黒坂洋介監督(46)は笑いながらも、「めんどくさい子だった」と表現する。

「お母さんに『本当にめんどくさい子ですね』と話すと、『それも承知で預かってくださっているんですよね』と言うので、『ここまでめんどくさいと思わなかったです』と。下級生の頃はよくすねることもあったし、2年から3年に上がる頃、各球団のスカウトの方が見に来てくれたときに結果が出せなかった。すると、ベンチの裏で泣いていたんです。プレッシャーの中で結果を残す選手が上に行けるんだという話をしていたので、余計に不甲斐ない成績にシュンとしてしまう。言葉ひとつにも気を使いました」


■キャッチボールの相手は住み込み従業員

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