海外の相撲人気沸騰に力士から悲鳴! 殺到する公演依頼の調整に協会執行部も四苦八苦

公開日: 更新日:

 英国の紳士淑女たちが、相撲の美技に酔いしれた。

 日本時間16日、大相撲の英国・ロンドン公演が開幕。海外公演は2005年のラスベガス公演以来20年ぶり、ロンドンでは1991年以来34年ぶりだ。

 公演前はそれぞれ力士が市内を観光。ビッグベン、テムズ川、大英博物館、バッキンガム宮殿など、定番コースを満喫した。公演が行われるロイヤル・アルバート・ホールは定員約5400人。5日間のチケットはすでに完売している。

 普段は見られない大相撲だけに、観衆も興味津々。大の里(25)、豊昇龍(26)の横綱土俵入りを固唾を飲んで見守り、しこを踏むや「ヨイショ!」「オオー!」の大歓声。取組中も日本のそれのように酔っぱらって叫ぶ者はおらず、多くの力士が観戦マナーに感心していた。

 相撲協会は伝統文化の継承発展、相撲道の普及を第一義としている。海外に相撲を伝えるのは公益法人として大きな役割だ。

「大相撲は海外の観光客にも大人気。本場所はもちろん、各部屋の稽古観戦ツアーなども盛況です。そうした事情もあってか、海外からは協会に公演の依頼が殺到。協会執行部も調整に四苦八苦しているようです」(角界OB)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然