曙太郎さん死去「最新型ベンツに乗る貴乃花を見て頭に血が上り…」生前に語っていた若貴への強烈ライバル心

公開日: 更新日:

 元横綱の曙太郎さんが心不全のため4月上旬に亡くなっていたことが発表された。54歳。史上初の外国出身横綱として角界の歴史に名前を残した曙さんは生前、日刊ゲンダイのインタビュー企画に登場。2011年10月の連載コラム「私の秘蔵写真」では、驚くべき入門秘話を明かしていた。

 ハワイ州オアフ島出身の曙さんが東関部屋に入門したのは1988年。18歳だった曙少年は同じハワイ出身だった当時の東関親方(元高見山)にスカウトされ、バスケットボールで推薦入学したハワイの大学を中退、相撲界の門を叩いたが、それにはこんな裏話が。

「最初、親方は自分ではなく2歳年下の弟を欲しがっていたんです。おまえは背が高くて脚が長すぎるから、相撲に向いていないと言われた。でも自分はダメだと言われると燃えるタイプで、逆に頼み込んだ。そうしたら、父親が〈弟を連れて行きたいなら兄貴も一緒に頼む〉とお願いしてくれた。自分は弟のバーターだったんです。ワッハッハ」

 88年3月場所で初土俵。そこからわずか5年で横綱に上り詰めた。成長を促してくれたのはやはり、あの2人のライバル、若乃花と貴乃花だったと振り返っていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?