「高校監督時にプロ入りを勧めたのは新庄一人だけ」西日本短大付高の元監督が明かす

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 練習も厳しく、ポール間の100本ダッシュなど、走り込みも多かった。

「だからでしょう、周りの仲間には『野球部じゃなく、陸上部に入っちゃった』と漏らしていたみたいです(笑い)」

 そんな中、浜崎氏は新庄の並々ならぬ努力も見ていた。

「アクシデントで手首や腰を痛めたこともあり、3年夏以外はほとんど大会に出ていませんでしたが、人一倍、トレーニング場で筋トレなどの個人練習をやっていた。よくやっているな、努力しているな、と」

 選手たちに厳しく接する一方で、「裸の付き合い」もしていた。

 新庄が2年生だったころ、浜崎氏は寮の風呂場で腕相撲のガチンコ勝負をした。(つづく)

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▽浜崎満重 1948年生まれ。79年、社会人新日鉄堺(大阪)の監督に就任、4度の都市対抗、5度の日本選手権出場へ導いた。87年に西日本短大付高(福岡)へ移ると、92年夏に全国制覇。2004~08年に延岡学園(宮崎)で監督。06年春夏に甲子園出場を果たした。

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