巨人・菅野は「メジャー挑戦」まだ断念していなかった!新たな代理人が調査に奔走の仰天情報

公開日: 更新日:

 昨オフ、ポスティングによるメジャー挑戦を表明するも断念した巨人菅野智之(32)。

 今シーズンは6勝7敗、防御率3.19。右肘の違和感などで4度の登録抹消を経験するなどパッとしなかった。シーズン中に海外FA権を取得したものの、来年10月には33歳になる。年齢はもちろん、ふるわなかった今季の成績や度重なる離脱を考えたら、さすがにメジャー挑戦は完全に諦めただろうと思っていたら、海の向こうからあっと驚く話が飛び込んできた。

■別の代理人

「諦めるどころか、まだメジャー挑戦の夢は捨てていない。菅野の代理人が、メジャー球団の反応をそれとなく探っていると聞きましたから」と、米国在住のメジャー関係者がこう続ける。

「菅野自身、今季の成績には満足していないでしょうし、自分の力はこんなものではないと思っているはずです。例年ならオフにハワイでみっちり自主トレを行っているのに、昨オフは入団交渉で渡米するなどかなり多忙だった。ゆっくり休めなかったうえに、トレーニングも満足に出来なかったようですからね。かねて夢だったメジャー挑戦に未練があるのですよ。このオフ、海を渡るとしたら、どの程度の評価を得られるかを知りたがっています。代理人がメジャー球団のフロントなどに、菅野に関して興味があるか、あるとすれば、その評価はどの程度なのか、探りを入れているというのです。昨年はワッサーマン・メディア・グループのジョエル・ウルフが代理人を務めましたけど、今回は別の代理人が動いているともっぱらです」

厳しい複数年契約

 代理人がメジャー球団の感触を調査しているとすれば、色よい中身は期待できそうか。

「う~ん……微妙ですよね。どんな理由があるにせよ、14勝2敗で最多勝と最高勝率のタイトルを獲得、防御率1.97の成績を残した昨年に比べれば、評価はガクンと落ちます。年齢も年齢ですからね。契約は単年で、例えば140イニング以上投げたら自動的に2年目の契約を更新するといった形になるのではないか。肩肘、それに腰を含めたフィジカルが問題ないと証明されない限り、複数年契約は難しいというのが各球団の菅野に対する評価だと聞きました」(同)

 昨オフ、菅野が希望したのはカネよりも何よりも優勝争いできるチームだったといわれる。だとすれば、そういった強豪から思うようなオファーを引き出せなかったということになる。今オフはさらに条件が厳しくなることは、本人もある程度は自覚しているに違いない。

 今季は巨人と1年契約で年俸8億円。メジャーに行っても単年契約が濃厚のようだし、この関係者の話を聞く限り、金額も巨人時代より下がるかもしれないが、それでもまだ、メジャーを捨て切れないのだろう。

 イチロー松井秀喜もダルも田中も大谷も、アスリートとしてより高みを目指したいという一心で海を渡った。大谷にいたっては、年俸6000万円足らずだろうとお構いなし。とにかくレベルの高い世界で自分の力を試したい、メジャーで二刀流に挑戦したいという気持ちが何よりのモチベーションとなって、今季の爆発的な活躍につながった。

■熟考中

 すでにベテランの域に達した菅野に彼らのような気概があるか、それとも伯父さんの原監督が指揮を執る巨人のエースで居続けることに満足するのか。

 FAの申請期間は11月29日から、土、日曜を除く7日間。その間に所属球団に意思を伝えなければならない。海外FAも一緒だ。

 FA有資格者の一覧表を掲載した一部スポーツ紙によれば、菅野は「熟考中」らしい。つまり、このオフ、海を渡るべきかどうか悩んでいるのだろう。その決断に注目かーー。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  2. 7

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  3. 8

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  4. 9

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する