日本男子プロ今季は印象に残る試合が少なかった 来季に向けて目標設定を明確にすべき
男子ツアーの全日程が先週の「ゴルフ日本シリーズJT杯」で終わりました。この1年を振り返ってみると、若手の頑張りが目立ちましたが、印象に残るすごい試合は少なかったと感じます。
日本タイトルに限っても、誰が勝ったんだろうとすぐに思い出せません。
日本ゴルフツアー選手権が木下稜介、日本プロがキム・ソンヒョン、日本オープンがS・ノリス、そして日本シリーズが谷原秀人で、賞金王はC・キムと外国人選手のほうが勢いがありました。
昔、海外の試合に出ると外国人選手とドライバー飛距離が20~30ヤードも違い、パー5では確実にバーディーで上がって、コーナーのフェアウエーバンカーを楽々と越えていくなど腕っぷしの違いに驚かされたものです。それだけ日本人と外国人ではレベル差が歴然としていました。
それが今では300ヤード以上飛ばす若手が日本人にも増えて、世界と対等に戦える武器を身に付けています。
来年のマスターズ出場権を手にしたアマチュアの中島啓太や、世界ランクでのマスターズ出場を目指す金谷拓実の2人が海外本格参戦の意向があり、それも楽しみです。