著者のコラム一覧
塩谷育代プロゴルファー

1962年、愛知県名古屋市出身。高校卒業後にゴルフ練習場に入り、松井利樹プロの指導で82年にプロテスト合格。89年のヤクルトミルミルレディースで初優勝。92年、95年と2度賞金女王に輝く。ツアー通算20勝。93年オフに結婚。ママさんプレーヤーとしても活躍し、産休後にツアー復帰して優勝も飾った。2児の母親であり、レギュラー引退後はテレビ解説で活躍。若手プロやジュニア育成にも力を入れている。

イ・ボミがシード落ち…“スマイル・キャンディー”はコロナ隔離に心が折れてしまった

公開日: 更新日:

イ・ボミ(33歳・21勝)

 2015年(7勝)、16年(5勝)と2年連続で賞金女王タイトルを手にし、圧倒的な強さを誇ったイ・ボミが今季賞金ランク82位、メルセデスランキングは84位。同50位までに与えられるシード権を失いました。

 コロナ感染が世界中に広まり、統合された20~21年シーズンは海外と自由に行き来ができなくなりました。お隣韓国からの移動すら難しくなり、出場試合数が少なくなったのも原因です。

 先週の「大王製紙エリエール」も欠場し、来季ツアーの出場権を争うQTも見送りました。来季は入国制限の保障制度による5試合と推薦出場の8試合だけで、イ・ボミのプレーを見る機会は限られそうです。

 彼女は11年から日本ツアーに参戦し、長いスパンで見ればJLPGAに大きく貢献してくれました。チャーミングで、ファンを大切にして、“スマイル・キャンディー”の愛称で慕われ、イ・ボミほど人気のあった海外選手は少ないでしょう。

■親友キム・ハヌルの現役引退もメンタルに影響

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン