山本由伸物語(下)プロ2年目で後輩に語った“チーム愛”メジャー挑戦よりも「オリックスで優勝したい」

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「優勝争いが佳境を迎えたシーズン最終戦(楽天)の初回で、二塁手の安達選手が内野フライを落球したんです。その時の心境を尋ねてみた。でも、まったく気にする様子もなく、『緊張して硬くなっていたんじゃないか』と、むしろフォローしていました。援護点の少なさについても、『相手投手がエース級だから仕方ない。むしろ、そこで投げ勝てるようにならないと』と。彼は常に、自分が目指す投球ができているのかどうかに重きを置いているんです」

 同氏によると山本は今季、「少ない球数で試合をつくること」「調子が悪い時にいかに立て直すか」を課題にしていたという。

 幼少期から周りに流されることなく野球を楽しみつつ、飄々とプレーする姿は、今夏の東京五輪で日の丸を背負った時も変わることはなかった。「投手5冠」に加え、沢村賞を獲得したMVP右腕の進化は止まりそうにない。 (おわり)

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