小平奈緒“氷上の研究者”500mは誤算の17位…五輪連覇かかるも無念のスタート出遅れ

公開日: 更新日:

「昨年、小平選手と連絡を取ったとき、『いま、中国語を勉強しているんです』と。さすがだと思いました。オランダに行けばオランダ語を覚え、韓国へ行けば韓国語を覚える。英語だけでなく現地の言葉でコミュニケーションを取ろうという努力を惜しまない。分からない言葉が耳に入ってくれば、すぐメモしてコーチやチームメートに聞いて、マメにノートに書き留めていた」(岡崎氏)

 研究対象は語学だけではない。料理や絵画、カフェ巡りなど、触れるものすべてが競技につながるという考えのもと、日々の生活を送る。高校2年で始めた自炊は長年の「研究成果」でみるみる上達。SNSには“インスタ映え”する食事を投稿している。

「常に探究心にあふれていて、良いと思ったことはとことん試してみるタイプ。カメラや料理など、プライベートでもすべての行動が『スケートにつながるかもしれない』と考えながら探している。素顔は本当に素朴な子。甘え上手でトレーニングについて聞きに来るときは、ぴったりと近くにくっついてくるかわいい一面もあります」(岡崎氏)

 1000メートルで「氷上の研究者」の成果を発揮するか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった