巨人中日の開幕戦は「菅野vs大野雄」の投げ合い決定! メジャーを狙う両エースの胸中

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 巨人原辰徳監督(63)が1日、今月25日の中日戦の開幕投手を菅野智之(32)と発表した。大規模改修された東京ドームリニューアルイベント「ONLINE LIVE@OUR NEW TOKYO DOME」で明かした。

■開幕投手対決

 菅野の開幕投手は5年連続。上原浩治氏を超えて球団史上最多の8度目となる。「開幕戦は何度も投げているけど、本当に独特な雰囲気でなかなか慣れない。勝ちにこだわって、チーム、自分自身もいいスタートが切れるように、死に物狂いで投げたい」と意気込んだ。

 2020年オフにポスティングを使ってメジャーリーグ挑戦を試みたが、条件が合わずに断念。昨季は4度の離脱もあり、自己最少の19試合登板にとどまり、6勝7敗、防御率3.19に終わると、取得した海外FA権を行使せず、残留を決断した。「(メジャーは)諦めているわけじゃないけど、頭にチラつかせながらやるのは本当にしんどいと実感した。いったん封印して、目の前の試合に集中する」と宣言していた。

中日は大野雄大に託すと発表

 一方、対戦相手の中日・立浪和義監督(52)もこの日、開幕投手を大野雄大(33)に決めたと発表。「セ・リーグの日程が出て開幕が巨人に決まった時に自分の中で大野雄大に決めた」と明かした。本人には昨秋キャンプで伝えたという。

 2年ぶり4度目の開幕が決まったエース左腕は、今キャンプで新球シュートに挑戦するなど意欲的。20年は10完投6完封で初の沢村賞を受賞したものの、昨季は7勝11敗と不本意なシーズンに終わっていた。さる地元関係者がこう言う。

「19年オフに3年契約を断って単年契約を選択したが、翌20年オフに年俸3億円プラス出来高5000万円の3年契約を結んだ。夢だったメジャー挑戦は封印したと思いきや、そんなことはなかった。球団と『リーグ優勝した場合は、契約の途中でも破棄できる』との条項を盛り込んでいるようです。順調なら今季中に海外FA権を取るだけに、球団としてもタダで行かせるわけではないというのがミソ。大野にとっても、2年前のような好成績を収めて中日をリーグ優勝させ、晴れてメジャーに挑戦するというのが、大きなモチベーションになっているようです」

 2人とも「メジャー」が最終目標。ひとまず、そのことは考えずに投げるという菅野とリーグ優勝すれば夢への扉が開く大野雄。後者の方がモチベーションは高そうだが……。

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