渋野日向子は自己ベスト更新も…海外4日間大会「-20の壁」攻略になぜ時間を要したのか

公開日: 更新日:

 国内の場合、ピンをグリーンの右サイドや奥に切るとスコアが悪くなるというデータがあり、主催者から「スコアが伸びるように」と要請があると、難しいカップ位置を避ける傾向にある。

 一方、海外ではタフなピンポジションで戦わせ、スコアを伸ばすことができなければ優勝争いに加わることができず、スポット参戦の日本人プロはいつも苦戦を強いられてきた。ピン位置はチャンスとリスクが背中合わせであり、海外では果敢にピンを攻め続けることが求められる。だからこそ選手のレベルは上がり、熾烈な戦いが繰り広げられる。4日間20アンダーをクリアした渋野もLPGAツアーの戦い方が身に付いてきたといえるが、プレーオフを制してツアー初優勝のN・K・マドセン(27・デンマーク)とは6打差も開き、課題も残る。

 日本勢は笹生優花(20)が最終日にコースレコード62の爆発力を見せて、畑岡奈紗(23)と同じ通算19アンダー12位。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋