渋野日向子は自己ベスト更新も…海外4日間大会「-20の壁」攻略になぜ時間を要したのか

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 国内の場合、ピンをグリーンの右サイドや奥に切るとスコアが悪くなるというデータがあり、主催者から「スコアが伸びるように」と要請があると、難しいカップ位置を避ける傾向にある。

 一方、海外ではタフなピンポジションで戦わせ、スコアを伸ばすことができなければ優勝争いに加わることができず、スポット参戦の日本人プロはいつも苦戦を強いられてきた。ピン位置はチャンスとリスクが背中合わせであり、海外では果敢にピンを攻め続けることが求められる。だからこそ選手のレベルは上がり、熾烈な戦いが繰り広げられる。4日間20アンダーをクリアした渋野もLPGAツアーの戦い方が身に付いてきたといえるが、プレーオフを制してツアー初優勝のN・K・マドセン(27・デンマーク)とは6打差も開き、課題も残る。

 日本勢は笹生優花(20)が最終日にコースレコード62の爆発力を見せて、畑岡奈紗(23)と同じ通算19アンダー12位。

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