20歳でW杯得点王ドイツのベテランFWミュラーの“特殊能力” 日本DF陣に封じ手なし

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ドイツ(3)キープレーヤー

 昨夏の欧州選手権で16強と不甲斐ない成績に終わりドイツ協会は、バイエルン・ミュンヘンの指揮官フリックを代表監督に招聘。ここから上昇機運に乗った。FWムシアラら10代選手を抜擢する一方、14年ブラジルW杯優勝メンバーの32歳FWミュラーや32歳MFロイスらを呼び戻し、ベテランと若手を融合させることでチームに安定感をもたらした。フリック体制後は8勝1分け。カタールW杯で5回目のW杯制覇なるか? いぶし銀のミュラーが、ドイツ代表の命運を握っている──。

 ◇  ◇  ◇

 代表デビューは2010年3月の親善試合アルゼンチン戦。その3カ月後の南アW杯メンバーに20歳のミュラーが滑り込んだ。

 この時点で「代表歴5試合」の若手が、5ゴールを決めて、スペインのビジャ、オランダのスナイデル、ウルグアイのフォルランと並んで得点ランクトップになると予想した者は、誰一人いなかっただろう。ちなみにミュラーは大会最多タイの3アシストを決め、合わせ技として大会得点王に相当するゴールデンブーツ賞を受賞した。

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